ハウスクリーニングの集客手段として、ネット集客を取り入れたい。
しかし、何から始めれば良いのか分からない。そういった悩みを抱えていませんか?
ネットには詳しくないし、パソコンも苦手。
そんな方にとっては、ネット集客を取り入れるのは少し抵抗があるかもしれません。
ホームページやWeb広告に掲載するとなると、大きな費用も掛かってしまいます。そう考えると、ますますハードルが上がってしまうことでしょう。
そんな方はぜひ、ポータルサイトを活用してみてはいかがでしょうか?
ポータルサイトとは、様々な情報やサービスが掲載されているwebサイトのことです。
掲載料や年会費が無料のポータルサイトもあるので、数多くの事業者が利用しています。
ハウスクリーニング業を運営している事業者は、ポータルサイトに登録することで、自社サービスをネット上で紹介することができます。
対応地域やサービス料金なども細かく設定できるため、ターゲット層に向けてのアピールが可能です。
つまり、ポータルサイトに登録をするだけで、簡単にネット集客が出来るようになります。
実際に私はポータルサイトを活用して集客を行なっていますが、営業活動はゼロ、ネット集客のみでハウスクリーニング業を運営しています。
詳しく知りたいという方は下の記事もご参照ください。
そこでこの記事では、ポータルサイトを活用して集客する方法をご紹介します。
予約数を伸ばすためには、いくつかのコツや注意点があります。実体験を踏まえた上で、それらを詳しく解説していきます。
また、記事後半では、ハウスクリーニングで集客するためのお勧めのポータルサイトもご紹介します。
この記事を読むことで、ポータルサイトの活用方法を知ることができ、簡単にネット集客ができるようになります。
今後、ネット集客を取り入れたいと検討されている方には役立つ記事ですので、ぜひ最後までご覧ください。
ポータルサイト活用方法
ポータルサイトに登録するだけでは予約は一切来ません。
しかし、ページの内容を変えるだけで、予約数が2倍にも3倍にもなります。予約が来れば口コミも増え、更に予約が増えていきます。
ポータルサイトで予約を獲得するには、サービス紹介ページを作り込む必要があります。
では、実際にどのようなことをすれば良いのか、具体的に見ていきましょう。
離脱されにくいページを作る
「離脱率」や「直帰率」という言葉をご存知でしょうか。
これは、ユーザーが、訪れたWebページから離れてしまうことをいいます。
ポータルサイトを利用するユーザーは70%以上がスマホユーザーであり、見づらい、読みづらいページはすぐに離脱されてしまいます。
離脱率や直帰率が高い状態では、予約はなかなか来ません。
では、離脱されにくいページを作るにはどうしたら良いのでしょうか。
誰にでもできる簡単な方法は、見やすいページを作ることです。
具体的な方法は以下の通りです。
- 一行の文字は20文字程度にする(短く簡潔)
- 3、4行を目安に改行する
- 強調したい場所にはマークをつける(◆★)
- 箇条書きで分かりやすくまとめる
文章構成の良い例と悪い例を比較してみましょう。
良い例 | 悪い例 |
---|---|
サービス紹介ページ比較 | |
☆防カビ無料☆ ◆無料オプション◆ ◆複数割引◆ ◆料金◆ |
防カビ抗菌無料 エアコンクリーニングは現在、お申し込みの台数分、防カビ抗菌が無料です。 |
いかがでしょうか?内容は全く同じですが、見え方はかなり違うはずです。
左側はさっと流し読みでも内容が把握できるのに対して、右側はじっくりと読まなければ内容が分かりません。
このように、ちょっとした工夫をするだけでも、離脱率は大幅に変わってきます。
ユーザーの行動心理を知る
インターネットで買い物をする時のことを思い浮かべてみてください。
皆さんはどのような心境で商品やサービスを選んでいるでしょうか。
「この商品で大丈夫かな。」、「この会社から買って安心かな」そのように思う方がほとんどだと思います。
つまり、ユーザーは不安な気持ちや疑いを持って検索をしています。
では、ユーザーの不安を取り除くためにはどうしたら良いでしょう。
ここからは、ユーザーの行動心理に合わせたページづくりをご紹介いたします。
具体的なポイントは以下の通りです。
- 従業員の写真を掲載する
- サービス名は分かりやすく
- 作業風景の画像を掲載
- 共感性のあるセールスポイント
従業員の写真を掲載
ポータルサイトで集客する上で、作業員の写真掲載は必須項目です。
先ほども述べたように、ユーザーは不安な気持ちで検索しており、どんな人が作業に来るのかを気にしています。
作業員の写真が掲載されている店舗と、そうでない店舗では予約数に圧倒的な差が出てきます。
また、表情や照明にもこだわって撮影を行ってください。表情や照明が暗いと印象が悪くなり、逆効果になってしまいます。
分かりやすいサービス名にする
サービス名とは、ユーザーが初めに見るタイトルのことです。
自分が伝えたい事をできるだけシンプルに、見やすく構成する必要があります。
実際に、エアコンクリーニングのサービス名で例を見てみます。
【熊本県】エアコンクリーニング。限定10組いまだけ8000円!お掃除機能付き対応可能。
一見問題なさそうですが、このタイトルにはいくつか無駄な部分や、使わない方がよい言い回しがあります。
- 不必要な部分 「熊本県」、「エアコンクリーニング」、「対応可能」
- 使わない方がよい部分 「限定10組いまだけ」
まず、不必要な部分の3つですが、ユーザーはそもそも「熊本県のエアコンクリーニングで、お掃除機能付きの対応可能な業者」を検索しています。そのため、タイトルには全く必要のない言葉になります。
次に、「限定10組いまだけ」ですが、よく使われている文言です。しかし、ポータルサイトのタイトルでは使わない方が良いです。
ユーザーは複数の事業者の中から、サービスを比較して予約を検討します。限定10組8000円の業者と、常に8000円でサービスを提供している業者がいたとして、どちらに予約を申込むでしょうか。
「限定10組って、もう間に合わないかな?」、「いつまでの期間限定なんだろう?」 そのような疑問はページ離脱へとつながります。
これらの注意点を踏まえた上で、先ほどのタイトルを校正してみます。
【¥8000/台】各メーカーお掃除機能付き◎3台以上申込みで一台¥7000
いかがでしょう。校正後の方が文字数は少ないですが、情報はしっかりと伝わっていると思います。
このように、一度タイトルを考えたら、不必要な部分はないか。もっとシンプルに出来ないかを考えて校正を行ってください。
作業風景の画像を掲載する
従業員の顔写真だけではなく、作業時の画像も一緒に掲載した方が良いです。
写真でも良いですが、動画であればよりイメージが湧きやすくなります。短い動画で良いので作成することをお勧めします。
実際に、この動画をポータルサイトの紹介ページでUPしていますが、載せる前と後では予約数に大きな差が出ました。
セールスポイントは共感性を意識する
「顔写真」、「タイトル」、「作業時の画像」と、ここまで見たユーザーの気持ちはまだまだ固まっていません。
ここからは、より説得力を増すためのセールスポイントを伝えなければいけませんが、その際に重要なのは共感性です。
共感性とは、「〇〇のような事でお悩みではありませんか?」、「〇〇という症状はございませんか?」というような共感を生む表現です。
共感できる文章を目にしたユーザーは、自分のことだと思い、興味を持ち始めます。
あとは、その悩みを解決出来ますよ。と説明すれば良いだけです。
差別化する方法を考える
最後に、他店との差別化をしなければいけません。
差別化の手法はその店舗のサービスや価値観があると思います。自分の店舗の強みや他との差は何かを考えてみてください。
そして、それらのセールスポイントをストーリーにしてお客様に伝えてください。
なぜ、そのようなサービスを始めたのか。どのような思いで独立をしたのか。そういった内容を絡めるとストーリーにしやすくなります。
差別化の注意点として、「ただ単に値段を安くする。」、「限定セールを行う。」など止めた方が良いです。
おすすめポータルサイト
数あるポータルサイトの中から、お勧めできるものを2つご紹介いたします。
どちらも登録料と掲載料は無料なので、この機会にぜひ登録してみてください。
くらしのマーケット
まず、ダントツでお勧めできるポータルサイトは「くらしのマーケット」です。
個人でハウスクリーニングを運営しているのであれば、登録しない理由がないといっても良いくらいのサービスです。
なぜ登録をした方が良いのか、理由は以下の通りです。
- 登録料、掲載料ともに0円
- 手数料発生は作業完了時のみ
- ネットの知識がなくても簡単に集客可能
- 他社サイトと比べて圧倒的に使いやすい
細かくいうと、その他にもメリットはたくさんあります。
逆にデメリットはないといっても良いくらいのサービスです。
まだ登録していないという方はこの機会にぜひ登録してみてください。
ミツモア
次にお勧めするのは「ミツモア」です。
自動集客など、独自の方式をとっており、比較されるのは最大で5事業者となっています。
ミツモアをお勧めする理由は以下の通りです。
- 登録料、掲載料ともに0円
- 見積もり金額の変更が可能
- ライバルとなるのは最大で4事業者
基本的にはくらしのマーケットと似ていますが、使い易さとサポート面では多少劣ります。
ミツモアを利用しての感想としては、見積もりに特化したポータルサイトなので、金額の安さで選んでいるお客様が多いという印象です。
まとめ
- 初めてのネット集客はポータルサイトがお勧め
- 登録するだけでは集客は出来ない
- 分かりやすさを意識してページをつくり込む
- ストーリーにのせてサービスを紹介する