どれだけ注意していても、エアコンクリーニング後の不具合は起こってしまうことがあります。原因が分かっていれば、すぐに対処できますが、初めて見る不具合だと動揺してしまうものです。
手直し方法が分からなければ、メーカーに出張修理を頼む他ありません。もし、そうなってしまえば、お客様に迷惑をかけるだけでなく、信頼も失ってしまいます。
この記事では、お掃除機能付きエアコンのクリーニング後、自動開閉パネルが閉じなくなってしまう不具合についてご紹介します。
原因が分かりにくく、初めてこの不具合を出してしまった時は、おそらく混乱するかもしれません。
しかし、ご安心ください。この不具合は誰でも簡単に解決することができます。
この記事を読むことで、お掃除機能付きエアコンの自動開閉パネルが閉まらなくなった時の原因と、その対処法を知ることができます。
自動開閉パネルが閉まらない原因
ズバリ、この不具合の原因は、「組み付け不良」です。
組み付けの段階で何かしらのズレが生じてしまい、パネルが閉まらなくなります。
そして、この不具合の厄介なところは、「閉まる場合もある」ということです。
私も過去2回ほど、この不具合でお客様の家に再訪問したことがあります。初めてこの不具合で呼ばれた時は、試運転をすると問題なくパネルが閉じてしまいました。その後も何度か試したところ、問題なかったので帰宅しました。
その数時間後、再びお客様から「同じ症状が出ました…。」と電話がありました。
一度全部バラしてみるとツメがはまっていない部分があり、そのツメをしっかりとはめる事で問題なく解決できました。
このように、組み付け不良による不具合はたまにしか出ないことがあります。では、組み付けのどの作業で不具合が出やすいのか、確認していきます。
基盤が正しい位置に取り付けられていない
エアコンクリーニングでは基盤を取り外すことがあると思いますが、組み付けの時に正しい位置に戻していないと、ズレが生じてパネルが閉じなくなります。
基盤のツメははめ込みが難しいものがあります。だからといって、無理やりカバーを閉じてしまうと不具合の原因になります。
お掃除ユニットのツメがはまっていない
お掃除ユニットのはめ込みが甘い場合にも、同じような不具合が発生します。
壁に取り付けた状態ではツメがハマっているか目視することが難しいので、軽く揺さぶって確認する必要があります。
エアコンカバーが正しくはまっていない
前面パネルはエアコンのカバーに取り付けられています。そのため、エアコンカバーが正しくハマっていないと、ズレが生じてパネルが閉じなくなってしまいます。ほんの少しのズレでも不具合は発生しますので、無理やり押し込まずに丁寧に取り付けましょう。
それでも改善されなければ
組み付けをやり直してもエアコンパネルが閉じない場合には、その他の原因が考えられます。
エアコン本体のエラー表示等を確認して、必要に応じて修理依頼などを行いましょう。
まとめ
- エアコンパネルが閉じない不具合は、簡単に改善できる
- 不具合の原因のほとんどは、組み付け不良によるもの
- 再び分解を行い、ズレが生じていないか確認をする