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エアコン取り付けの標準工事とは?追加料金が発生するのはなぜ?

エアコン取り付け工事 エアコン

エアコン取り付けにおける、「標準工事」とは、それぞれの業者が設定している工事内容のことをいいます。
基本的な作業内容は一致していますが、中には、適切とは言い難い施工を行う業者も存在します。工事料金が安いから。という理由だけで業者を選ぶと、下記のようなトラブルを招く可能性があります。

エアコン工事におけるトラブル
  • 当日になって追加料金の請求
  • 断熱材不使用による結露・水漏れ
  • 配管穴が空いたままで害虫が侵入
  • 不十分な施工によるガス漏れ・漏電

なぜこのようなトラブルが起こってしまうのか。それは、標準工事の内容が、それぞれの業者によって違うからです。
つまり、エアコン取り付けを依頼する場合には、「標準工事」と「オプション」の内容を確認しなければいけません。

この記事では、一般的なエアコンの標準工事の内容と追加料金が発生するケースについてご紹介します。

標準工事とは

エアコン取り付けにおける標準工事は、ある一定の条件でのみ、その範囲内とされます。まずは、標準工事となる条件について確認します。

標準工事の範囲となる条件

エアコン取り付けにおける一般的な標準工事の条件は以下の通りです。

  • エアコンと室外機が同一階にある
  • 室外機が地面またはベランダに平置きできる
  • 配管穴がすでに空いている
  • エアコン専用コンセントが設置されている
  • エアコンとコンセントの電圧が同じである
  • 使用する配管の長さが4m以内である

一般的な標準工事の内容

続いて、標準工事の内容はそれぞれの業者により異なりますが、一般的に必須作業とされているものをご紹介します。

標準工事の内容
  • 室内機に電線や配管等を接続
  • 配管穴に貫通スリーブ設置
  • 室内側配管に断熱材を施工
  • 室外側配管に保護テープを施行
  • 室外側配管穴のパテ埋め
  • 配管内の真空引きおよび気密試験
  • 排水ドレンホースの調整

追加料金が発生するケース

エアコン取り付け工事では、ペアコイル、IV電線といった部材を使用するため、設置場所に応じて、追加の部材費をいただく必要があります。また、室外機は機種によっては50kgほどの重さがあるため、とても一人で運ぶことはできません。機種によっては人件費を追加でいただく可能性があります。

昨今では、お掃除機能付きエアコンのような、大型の室内エアコンが増加しています。その影響もあり、追加料金は発生するケースが多くなっています。

それでは、エアコン取り付けにおける、オプション料金が発生するケースについて確認しましょう。

既設エアコンの取り外し、回収

既設エアコンの取り外しや回収では、ポンプダウンという危険を伴う作業が必要になります。最近では自分で取り外しを行う人も増えていますが、危険ですのでプロにお任せしましょう。

エアコンのDIY取り外しは爆発の危険!正しいポンプダウンの方法
エアコンの取り外しをDIYで行う場合、正しい知識を持っていなければ、室外機が爆発する危険があります。エアコンを取り外す際には、ガスを回収するポンプダウンを行う必要があります。安全に取り外しを行うために、正しいポンプダウンの方法をお伝えします。

壁面への穴あけ

エアコンの配管
配管用の穴がない場合には、壁への穴あけが必要になります。
大抵の場合には追加料金となります。自宅の図面を求められる場合もあるので、配管穴がない部屋にエアコンを設置する際には、事前に確認をしましょう。

エアコン専用コンセント増設

エアコンのコンセント
エアコンを設置する場合は、必ず専用コンセントを設置する必要があります。エアコン専用コンセントがない場合には、電気工事が必要となりますので、追加料金が発生します。

コンセントの電圧切り替え

家庭の分電盤
コンセントの電圧や形状を確認せずに、エアコン本体を購入してしまうと、取り付けができない可能性があります。その場合は、電圧切り替え等の工事が必要になりますので、追加料金が発生します。

5.6kw以上のエアコン取り付け

5.6kw(主に18畳用)以上のエアコンを取り付ける際にも、追加料金が発生する可能性があります。
エアコン本体や室外機の大きさに加え、配管のサイズも太くなるので、工事が難しくなります。

配管用化粧カバーの設置

エアコン取り付け工事
化粧カバーは部材費の追加料金が必要となります。配管の長さに応じて料金は異なります。

高所・難所での設置工事

2階から1階への配管下ろしや、瓦屋根への室外機の設置など。高所作業が必要な場合には、追加料金が発生します。

まとめ

  • エアコン取り付けでは標準工事内容を確認する
  • 追加料金が発生するケースを確認しておく
  • トラブルを生まないために事前に確認をする