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エアコン洗浄スプレー使用における3つの危険性と正しい使用方法

取扱注意 エアコン

皆さんはエアコン洗浄スプレーというものをご存知でしょうか?
ホームセンターの掃除用品コーナーにもよく陳列してあるので、見たことがあるという方も多いと思います。

スプレー1本でエアコン掃除が出来る。そんな画期的な道具ですが、実は、このエアコン洗浄スプレー、プロのハウスクリーニング業者はお勧めしません。
理由は様々ですが、今回は、エアコン洗浄スプレーの危険性について解説します。

この記事を読むことで、エアコン洗浄スプレーの取り扱いの注意点や、適切な使用方法を学ぶことが出来ます。
実際に購入するかどうか、という点でも参考になるのではないでしょうか。

故障の危険性

最近のエアコンは、構造が複雑です。
プロのクリーニング業者でも、1台を掃除するのに1時間〜3時間程の時間を要します。
なぜそんなに時間が掛かるのか、それは、隅々まで掃除をする為でもありますが、故障をさせないように、エアコンのパーツを分解してクリーニングするからです。

分解途中のお掃除機能付きエアコン分解後のお掃除機能付きエアコン

上の写真は、お掃除機能付きエアコンの分解途中(左)と、分解後(右)のものです。
このように、配線や電装部分を取り除いて掃除をしなければ、故障する可能性があります。

電装部への噴射

エアコン洗浄スプレーを電装部に噴射してしまった場合、高い確率で故障します。
そうなってしまうと、エアコンはエラーで起動しなくなり、修理または、買い替えの必要があります。

脆くなったパーツ

エアコンで汚れが一番ひどいのは、ファンの部分です。(吹き出し口の奥)
その為、エアコン洗浄スプレーを、ファンやルーバー(吹き出し口の羽)に噴射する方もいるかもしれません。
これは本来の使い方ではありませんが、問題はありません。但し、こちらも注意をしないと、ファンやルーバーを破損させてしまう可能性があります。

エアコンのパーツは年数が経つにつれ、劣化し、脆くなっています。
ファンは、一部が欠けただけでも、大きな異音を出すようになります。
ファンの掃除をしたい場合は、無理をせずに業者に頼むことをオススメします。

発火の危険性

最悪のケースですが、エアコン洗浄スプレーは、使用方法を誤ると発火事故に繋がる危険性があります。
これまでも、エアコンから発火したという事故は報告されているのですが、誤った洗浄が原因というものもあります。
知識がないまま洗浄を行い、重大な事故に繋がるのだけは避けましょう。

トラッキング現象

洗浄液が配線や電装部の端子部分に付着すると、水分によって電気の通り道(トラック)が出来て、異常発火します。
これをトラッキング現象といいます。
電装部を取り除かず、養生もしない状態でのエアコン洗浄スプレーをするのは危険を伴いますので、やめておきましょう。

部屋を汚す危険性

故障や発火以外にも、部屋の壁や床が汚れる危険性があります。

養生が困難

プロのクリーニング業者は、エアコン洗浄用の専用カバーを使用します。
それだけでは不十分なので、さらに養生テープやタオルを使うなど、汚水が部屋に飛び散ったり、垂れないように徹底します。
素人の方は、どこをどう養生すればいいのか分からないでしょう。
ゴミ袋等での養生は難しいので、無理してすることはオススメしません。

洗浄後も注意

なんとか養生をして、部屋を汚さずに掃除が出来たとしても、まだ安心できません。
エアコンのスイッチを入れた瞬間に、ファンに残っていた汚水が吹き出してしまいます。
すすぎが出来ないということが、エアコン洗浄スプレーのもう1つの欠点と言えます。

適切な使用方法

では、エアコン洗浄スプレーは、どのように使用すれば良いのか。
結論は、「フィルターを外し、アルミフィンが見えている部分だけに使用する。」です。
実際の商品の使用方法にも、そのように記載されています。

プロの視点からすると、その部分だけ掃除をしても十分とは言えませんが、一度試してみても良いかもしれません。

まとめ

  • 洗浄スプレー使用は注意が必要
  • 最悪の場合発火事故に繋がる
  • 使用する場所は限られている
  • 無理をせずにプロに依頼する