ハウスクリーニングの作業で最も時間が掛かると言えるのが浴室の清掃です。
浴室には水垢、石鹸カス、カビ、湯垢といった複合的な汚れが存在します。それぞれに適した洗剤や道具を使用しなければ、きれいに汚れを落とす事ができません。
中でも鏡のウロコ汚れは目立ちやすく、少しでも水垢が残っていると仕上がりが悪くなってしまいます。
- 鏡のウロコをうまく落とすことができない
- 独学で研磨を行ったら鏡をキズつけてしまった
- ハウスクリーニングの作業スピードを上げたい
もし、上記のような経験やお悩みがあれば、このまま記事をご覧ください。
今回は、電動ミニサンダとダイヤモンドパッドを使用して鏡のウロコを落とす方法をご紹介します。
この記事を読むことで、鏡のウロコ汚れを簡単に落とす方法を知ることができます。
おすすめ商品のリンクも記事内に貼っていますので、参考までにどうぞご覧ください。
鏡のウロコ落とし専用道具
鏡のウロコは専用の道具を使用することで、時間をかけずに除去することができます。
今回は電動サンダとダイヤモンドパッドの他、持っておくと便利な道具や洗剤をご紹介します。
リョービミニサンダ
リョービのミニサンダは片手で持てるサイズであり、浴室鏡の清掃に適しています。
手で磨くのと比べて振動が細かいので、キズをつける心配もありません。注視してみると細かいキズもあるかもしれませんが、普通に見ても分からない程度です。
コンパクトであり、持ち運びにも便利なので浴室清掃を行っているのであれば1つ持っておくことをお勧めします。
ダイヤモンドパッド(電動サンダ用)
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こちらのダイヤモンドパッドは、先ほどご紹介したリョービのミニサンダに取り付けて使用します。マジックパッドになっている為、取り付けも簡単です。
使用頻度にもよりますが、半年〜1年くらいが使用の目安となります。
ダイヤモンドパッド(手研磨用)
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鏡の端や少しだけ残った水垢には、ポイントで使用できる手研磨用のダイヤモンドパッドがお勧めです。電動用のダイヤモンドパッドと併用して使用することで、お互いの耐久性を長持ちさせることができます。
手で磨く場合には、決して強く擦らずに軽く円を描くように研磨していきます。
酸性ヌリッパー
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軽度のウロコ汚れであれば、電動サンダとダイヤモンドパッドだけで十分ですが、水垢が硬くなっている場合には酸性洗剤を使用します。
まず初めに酸性洗剤を塗っておくことで水垢を柔らかくすることができます。
コスケム「酸性ヌリッパー」は、強力な酸性洗剤でありながら、素材を傷める心配がありません。そのため、鏡のウロコ落としにも最適な洗剤といえます。
使用方法
使用方法はとても簡単ですが、軽度の水垢と重度の水垢の場合で作業工程が変わってきます。それぞれの作業工程についてまとめました。
軽度のウロコ汚れ
軽度のウロコ除去作業工程
- 鏡の大まかな汚れを中性洗剤とスポンジで取り除く
- 電動ミニサンダにダイヤモンドパッドを取り付ける
- ダイヤモンドパッドと鏡を水で濡らす
- 鏡にダイヤモンドパッドを押し当ててから電源を入れる
- ゆっくりと小さな円を描きながら研磨していく
- 研磨された汚れを水で流しながら③〜⑤を繰り返す
- 細かい場所や小さな汚れは手研磨用パッドで落とす
重度のウロコ汚れ
重度のウロコ除去作業工程
- 鏡の大まかな汚れを中性洗剤とスポンジで取り除く
- 酸性ヌリッパー(原液)を鏡全体に塗布する
- 5分程度そのまま放置する
- 電動ミニサンダにダイヤモンドパッドを取り付ける
- ダイヤモンドパッドと鏡を水で濡らす
- 鏡にダイヤモンドパッドを押し当ててから電源を入れる
- ゆっくりと小さな円を描きながら研磨していく
- 研磨された汚れを水で流しながら③〜⑤を繰り返す
- 水垢が取れていなかったら、②〜⑦を繰り返す
使用上の注意点
電動ミニサンダとダイヤモンドパッドでウロコ除去をする際の注意点をまとめました。
以下の内容を必ず守りながら作業してください。
- 鏡を濡らしながら研磨作業を行う
- ダイヤモンドパッドを鏡に押し当ててから電源を入れる
- まず初めに小さな範囲でテストを行う
その他の注意点として、浴室の鏡は曇り止め等の特殊なコーティングが施されていますが、そのコーティングも剥がしてしまう可能性があります。作業を行う前にはお客様にその旨を伝える必要があります。
まとめ
- 浴室鏡のウロコ落としには電動ミニサンダとダイヤモンドパッドが最適
- 重度のウロコ汚れには、酸性洗剤を使用して水垢を柔らかくする
- 鏡にキズをつけないように、注意点を守りながら作業をする