代表より皆様へごあいさつ

かつてハウスクリーニングの技術は、プロだけが知り得る特別なものでした。しかし近年、技術の進歩や急速な情報化に伴い、各企業は様々なクリーニング用品の展開を進めています。
それらは手軽に購入することができ、使い方によってはプロ同然の効果を発揮します。さらに、それらの商品のほとんどがWebやテレビ、動画配信サービス等のメディアによって無料で紹介されています。こういった無償による情報の提供は、今後も増え続ける一方です。そのような時代の中で、ハウスクリーニング業に携わる企業に求められるのは、「単に掃除をすること」ではありません。
掃除の技術を追求し、高品質のサービスを届ける。それは当然のことであって、私たち「そうじ屋」に求められているのは、サービスの本質です。
その上で私たちは、以下の３つをサービスの軸として捉えています。

私が独立を決意した理由は、ある一人の男性の存在にあります。彼は、私と同世代でありながら、これまで一度も就労したことがありません。
現在も両親からの援助により、毎日の生活を送っています。世間からすると、自分に甘いだけと言われてしまうかもしれません。しかし、自分でもどうしようもない現状に、彼自身が一番苦しんでいるのです。自ら道を切り開くのが難しいのであれば、誰かが手を貸すしかありません。
しかし、彼のような存在を雇用しようと思う企業が、日本にはどれだけあるのでしょうか。おそらく多くはないでしょう。ましてや、熊本のような地方であれば、その数は更に減ってしまいます。即戦力を雇い入れ、売り上げを増幅させ、事業の更なる拡大を図る。企業の在り方はそれで正しいのか。
何らかの理由で就労が困難な人々とその家族は、世間から切り離され、焦燥にかられながら毎日を過ごさなければいけないのでしょうか。
企業には、そのような人々を救える力があると私は信じています。
雇用を生み出すプラットフォームとしての役割を担うことで、一人の方にでも平穏をもたらすことが出来るのであれば、私たちは、その実現に向けて全力で取り組んでいく所存です。