料理の最中に換気扇の網から、ポタリと油が落ちてきた。何度洗っても油汚れが落ちない。
そんな悩みを抱えている方もいるのではないでしょうか。
- 換気扇を自分で掃除したい
- 油汚れに有効な洗剤と道具を知りたい
- キッチン周りを常に清潔に保ちたい
上記のようなお悩みを解決します。
キッチンの換気扇は、家庭の中でもっとも汚れが溜まりやすい場所の1つです。
内部にはヘドロ状の油が固まっていたり、害虫の死骸が溜まっていることもあります。
数年間、掃除をせずに放っておくと、故障の原因にも繋がります。
このような、しつこい油汚れに悩んでいる方も多いかと思いますが、実は、油汚れは方法さえ知っておけば簡単に落ちるものなんです。
この記事では、油汚れに適切な洗剤をいくつか紹介し、換気扇を綺麗に保つための手入れ方法も合わせてご紹介していきます。
油汚れを落とす基本
基本となる油汚れの落とし方をご紹介します。
誰でも簡単に、安心して落とせる方法です。
浸け置き
専用の洗剤を使ったとしても、長年の油汚れはすぐに落ちるものではありません。
基本は浸け置きが必要です。浸け置きをする時間は、汚れ具合と洗剤の強さによって変わります。
浸け置きをしすぎると、素材を傷めてしまう可能性があるので注意が必要です。
ぬるま湯
40〜45度のぬるま湯に洗剤を溶かすと効果的に汚れが落ちます。
熱すぎると、塗装などが簡単に剥がれます。適切な温度で作業をしなければいけません。
アルカリ性洗剤
油汚れを落とすのに効果的な洗剤はアルカリ性のものです。
掃除のプロは、汚れ具合によって、使用する洗剤を変えたり、濃度を調整したりします。
知識がないまま使用してしまうと、素材を傷めます、難しいと感じた場合は無理をせずにプロに任せることをお勧めします。
必要な道具
必要な道具はそれほどありません。
安価なもので良いので、あると便利なものをご紹介します。
ブラシ
オススメは大きなブラシを1本と小さなブラシ1本です。
洗剤である程度は落ちるので、柔らかいブラシでも十分落ちます。
たわし
スピードを重視したい方にはたわしがお勧め。
多少の傷が気にならないなら、ブラシより圧倒的に早いです。
ゴシゴシ擦る必要はなく、軽く撫でるように汚れを落とします。
プラスチックヘラ
どうしても取れない固くなった油はヘラでこそぎ取りましょう。
プラスチックヘラであれば、素材に傷もつきません。
オススメ洗剤
今回は、市販で手に入る油汚れにオススメの洗剤を3つご紹介します。
重曹
100円ショップなどでもよく見かける重曹ですが、油汚れにも効果的です。
「アルカリ性」、「洗剤」と聞くと、危険なイメージもあるかもしれませんが、実は重曹は食品添加物として調理に使われています。
自然環境にも人体にも優しいため、洗浄剤としても重宝されています。
但し、洗浄力はそれほど高くないため、毎日のお手入れに使う程度がちょうど良いかと思います。
オキシクリーン
酸素のパワーで汚れを落とすオキシクリーンは、油汚れにお勧めというよりは、その他にも使い道があるという点でお勧めです。
これ1つで、油汚れの他にも、衣類や洗濯槽、キッチン周りと用途が豊富です。
何を使えばいいか分からないという方は、とりあえず買ってみて損はないのではないでしょうか。
セスキ炭酸ソーダ
今回紹介する中では、一番のお勧めがセスキ炭酸ソーダです。
重曹と同じく、有機物入りの市販の洗剤に比べて、環境や人体に優しく、洗浄力は重曹よりも高いことから、洗浄剤として人気があります。
水に溶け易く、少量で高い洗浄力を発揮するので、経済的にもお得です。
価格は、1kg¥500〜¥700前後で売ってあります。
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注意点
手荒れ
今回ご紹介した洗浄剤は、安全なものばかりなので、そこまで心配はしなくて良いですが、肌が敏感な方は手荒れをしてしまうかもしれません。クリーニングを行う際には、必ずビニール手袋を着用してください。
変色
アルカリ性の洗剤は、素材を変色させたり、シミになったりしてしまう可能性があります。
使用する場合は、目立たない場所に塗布して様子を見るなど、注意しながらの作業が必要です。
塗装剥がれ
換気扇のフードや、網は塗装がしてあることがあります。
強いアルカリ性洗剤を使った場合や、お湯の温度が高過ぎる場合は、簡単に塗装が剥がれてしまいますので、十分に注意して作業しなければいけません。
まとめ
- 油汚れにはアルカリ性洗剤を使う
- 洗浄剤の使用は注意が必要
- 無理をせず、プロに任せる