お掃除機能で、エアコン内部が常にきれい。
このような販売文句で売り出されているお掃除ロボ機能付きエアコンですが、実際の効果は残念としか言いようがありません。
お掃除機能といっても、できることには限りがあります。自動で掃除をしてくれると思い、放っておけば、エアコン内部はすぐに埃とカビだらけになるでしょう。
お掃除機能付きエアコン内部の汚れ。
「自動お掃除ロボが手入れをするので、数年は放っておいても大丈夫ですよ!」
お店でそのように言われて最新のエアコンを購入した。という方も中にはいるかもしれません。それは全くの嘘であり、その店員さんはエアコンに関する知識が乏しいといえます。
では、お掃除ロボ機能とは一体どのような機能なのか。その性能と効果について解説します。
お掃除ロボの機能とは
ここからは、エアコンのお掃除ロボの機能について解説していきます。メーカーや機種により、多少の差はありますが、基本的にはどれも似たようなものです。
基本はフィルターの埃のみ収集
基本的なお掃除ロボの性能は、フィルターに溜まった埃を集める役割を果たしています。
埃はダストボックスという箱に集められ、放置しておけばどんどん埃は溜まっていきます。そのため、3、4ヶ月に一度はダストボックスの埃を取り除く必要があります。
つまり、通常のエアコンと同じように、お手入れは必要ということです。
手入れをしないでおくと、下画像のように埃はいたる所に溜まってしまいます。
ここまで埃が溜まってしまうと、故障の原因にもなりかねません。お掃除ロボ付きエアコンであっても、必ずお手入れはしましょう。
埃を自動排出する機種もあるが…
一部機種には、埃を自動で外に排出する。というものがあります。
しかし実際には、排出するためのホース内部に埃がパンパンに溜まっていることが多いです。そうなってしまえば、業者に頼んで分解クリーニングをするしかありません。
ホース内部までクリーニングするとなると、相当な手間が必要ですので、料金も高くなってしまいます。
自動凍結洗浄でカビを抑制??
熱交換器や送風ファンを凍結させて一気に熱を加えることで洗い流す、凍結洗浄をするモデルもあります。
こちらも使用頻度や年数にもよるのでしょうが、クリーニングを行うと真っ黒な汚れが出てきます。その汚水を見ると、抑制されているのかな?と疑問になるのも仕方ありません。
エアコン内部を清潔に保つ方法
ここまで、お掃除ロボ機能付きエアコンであっても、カビや埃が溜まっていくという説明をしました。では、エアコン内部を清潔に保つためにはどうすれば良いのか、簡単に実践できるものをご紹介します。
埃はこまめに取り除く
エアコンはお部屋の空気を取り込み、その空気を冷気や暖気に変えて排出しています。空気中の埃を取り込んでしまうため、エアコン内部には埃が溜まってしまうのです。
埃やその中に含まれるダニなどの有機物は、カビの栄養源になります。つまり、埃がたまるとカビの繁殖も増えていくというわけです。
お掃除ロボ機能付きのエアコンは、フィルターやダストボックスの外し方が少し複雑です。どうやって外せば良いかわからない場合には、説明書を見るとお手入れ方法が記載されています。もし、説明書を無くしてしまっているという場合には、エアコンの型番で検索すると説明書をダウンロードすることができます。
定期的なクリーニング
エアコンの汚れは、分解して洗浄しなければ完全に落とすことはできません。それは、自動お掃除機能付きエアコンでも同じです。
送風口にカビがついている。エアコンをつけると嫌な臭いがする。そのような症状が出ているのであれば、すぐに業者にクリーニングを依頼しましょう。
抗菌スプレーで汚れ防止
エアコンクリーニングを頼むのであれば、オプションで抗菌コートをすることもお勧めします。抗菌コートをすることで、菌の発生を防ぎカビ予防になります。ほとんどの業者が抗菌コートをオプションとして用意しています。中には無料で抗菌までしてくれる業者もいますので、施工可能かどうか確認してみてください。 抗菌込みのエアコンクリーニングを探す
市販の抗菌剤も販売されています。定期的にスプレーしておくことで、汚れ防止になります。
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まとめ
- お掃除ロボ機能付きエアコンも手入れや掃除が必要
- 埃は溜まってしまうので、定期的に取り除く必要がある
- ノーマルタイプエアコンの方が手入れは簡単